海山まぐろサイクリング!
リハビリライドですっかり調子を取り戻したわけですが、さて、次はどこにいこう?
ヒルクライム行けるほどには整ってないし、ロングライドに少し坂があるくらいのコースで…
三浦か。三浦半島しかないな。
というわけでまぐろライド。
最盛期は自走で行ったこともあるけど、さすがにちょっと輪行でチートしたい…
逗子出発でぐるっと回って逗子ゴールなら、70〜80kmくらいにはなるよね?
なんか暑くなるみたいだし、ちょうどいいんじゃないかな〜!
というわけで、久々の輪行。
横須賀線乗って移動するよ〜!
E217系も数年のうちに引退かな〜。
とりあえず車中で朝ごはん。
ほどなく逗子駅に到着。ここでバイクを組み立てて荷物預けたらスタート。
ここからはまず、田浦のほうへ。軽めの峠越えたら田浦。そっから少し走って横須賀。
ヴェルニー公園はこないだ来たしスキップ!一気に馬堀海岸まで。
向こうに見えるのは猿島。
海を見ながら走れればいいんだけど、ここは堤防の下に道路があるのであまり景色は望めず。ここにある入浴施設もちょっと行ってみたいけども、駅から遠いのが難点。
特になにもないので一気に走って走水。そこからさらに進んで観音崎に到着。
さすがの気温なので、観音崎、もう海水浴してる人がいる!5月なのに!(笑)
ここからは浦賀・久里浜の海岸沿いを走る。
風光明媚な海岸ぞいのまったりした景色を走ったと思えば切通しにトンネル、そして無骨な工場の裏側を通ったりと、目にする光景も変化が激しい。
久里浜港近くのファミマでバナナ休憩。位置…!
さらに進んで長沢海岸。ローソン脇に眺めのよい場所があってね。
こんなふうに撮ると、超バエる!
ヘルメットをスタンドのように使うのがポイント。
この調子でバエるとこで停まってばっかりなので、全然進まねぇよ!笑
気を取り直して再スタート。津久井浜から三浦海岸に出て、そのまま海岸沿いを走る。再び、金田湾のバエポイントで写真撮ってる私。
ちょうどこれを撮る前後で、三浦海岸駅前のレンタサイクルでスポーツバイクを借りて走ってる人たちと抜きつ抜かれつ。走り出したらこっちが早いんだけど、停まって撮影して…ってしてるから何度も抜かれる。
さて、ここからは海から一気に丘の上に移動!
有名な「亜美ちゃん坂」を登ったら、デイリーヤマザキで小休憩。
そしたらさっきのレンタサイクル組が休憩中。4人組で、男性一人はガイド役。メンバーの一人の女子が、亜美ちゃん坂を終えて「こんなにしんどいと思わなかった…」とガイドに苦言(笑)
このあとの行程を説明しているのを聞いていると、
- しばらく走ると下り坂
- そのあとはトンネルを抜けるのでライト忘れないで
- そのあと少し上りがあって、登ったあとの公園までいきます
女子は「少し?」と警戒しててガイドさんの顔に迷いが。
若干コース修正を考えて出てきたのが以下の通り。
- しばらく走ると下り坂(ここは同じ)
- その後、側道に入って、少し上りがあります。
- ちょっと登って、岩堂山というところまで、少し登りもあるけどそっちにいきましょう
いやいやいや、そっちのほうが登るよね…なかなかドSなガイドさん…
実際走るのはこんなところです。
まず、「しばらく走ると下り坂」松輪入口〜江奈湾あたりですね。
※360度動画。スマホのYouTubeアプリだとデバイスの向きに合わせて風景が変わるよ〜!
続いて、側道を登って岩堂山へ。
この道、本数少ないけど京急バスが通ったりもしている。のんびりとした風景で、走っていて気持ちいい。岩堂山は、このあたりで一番高い山だけど、神奈川県内では一番低い山だそう。
登ったあとはダウンヒル!
宮川湾に向かって一気に駆け下りる。
山の上からは遠くに海も見渡せて、晴れた日はとても気持ちいい。
宮川湾へ下りたらお昼ご飯。
ひっそりとした場所にある漁港の食堂。神奈川の秘境。
今日もカマ漬け丼。冬はぶり大根とか付け合せのおかずが豊富だけど、夏場はひじき系のメニューが多いような…人の少ない冬のほうがお得感が…(笑)
このあとは城ヶ島か、三崎港か…というところではあるのだけども、近い内にまたくるだろうし、行ったら酒飲みたくなっちゃうから今回はスキップ。
引橋から国道134号を逗子方面へ北上。途中、三崎口を過ぎたあたりで前を走っていた二人組がちょうどいいスピードだったので着いていったら、途中でスピード上げて35km/hくらいで巡航を始めたので、どえらいスピードで一気に進み、気がつけば立石公園。そこから少し進んで長者ヶ崎。
ほんと暑い!
さて、ここからは葉山。御用邸のそばを通って海沿いを進むと、そこは1車線の狭い道。その道を、バカでかい高級車がガンガン行き交う。やたらとテスラとマセラティを見かける。怖い。葉山怖い。
しかし、一つ一つがほんと画になる。バス停ですら、この有様。
途中、ミサキドーナツを見つけたので小休憩。
店内は女子ばっかりだったので、汗臭いおっさんは遠慮してテラス席…
この日の走行結果です。
60kmて…想定よりだいぶ少ない…
ぬるすぎる!
もう少し真面目に走らないとな〜、と反省しました。
9ヶ月ぶり(!)に走ってきました。
休みすぎだろ、っつー話。
休んでいた理由。
- 長期的な繁忙状態による余暇の減少
- 労働環境変化に伴う心理的余裕の低下
- ヘルメットの留め具が壊れた ← 主要因
昨年、琵琶湖ライドを終えて輪行で大阪に向かう際に、どうもぶっ壊れてしまったようで、ヘルメットの紐が締まらなくなってしまいました。
「じゃあ買えよ…」って話だけど、トップシーズンの秋は役職ついたばっかりで忙しかったし、冬になると「寒いからいいや…」ってなったし(でも冬用ウェアは買ったくせに!)、春になって「そろそろ走らなきゃ…」って思った次第。
例年だったら、3月ぐらいになると「佐渡行くから走っておかないと!」っていう気持ちになるのですけど。今年は行かないので怠惰…
もうさすがに「ロードバイク乗ってます!」ってプロフに書けないレベルに突入しそうだったので、まずはヘルメットを買うところからスタートした。
あまりにも走っていなかったので、自転車の状態を再確認。後輪のチューブが死亡していたのでチューブ交換。計測機器の電池も念のため交換して再同期。チェーンにも注油。
よっしゃ、走るぜ〜!
というわけで朝から横浜方面へ。
第二京浜から鶴見川とおって第一京浜。半袖はまだ少し肌寒いね〜!
なんだかんだで、臨港パーク到着。
休憩しようと思ったけど、イベントやってる〜!
そして後輪のチューブが…やばい…空気がガンガン抜けてる…
久しぶりに乗ると何かとガタガタ…!
というわけで、急遽チューブ交換。
CO2ボンベは優秀。ソッコーで空気ぱんぱん。
というわけでリブート完了!
さらに進んで横須賀到着。
時間ももうお昼。
横須賀といえばカレーだけど、横須賀カレーは不倶戴天の敵。
とはいえネイビーバーガーは重すぎる。
つーわけで、魚。
ホントは数量限定の海鮮丼が良かったんだけど!
ランチ終わって復路。途中でコンビニよりながら補給…
ポートレートモードは優秀ですね。
というわけで、本日のコース。
久々のrelive!やっぱこれ楽しいね!
というわけでシーズンから早速出遅れたけど…がんばります。
「40歳おめでとうライド」をそろそろ企画したいところ…何がいいかなぁ…?
琵琶湖走ったらビワイチしたくなりました【ロードバイク帰省3日目】
「ビワイチ」というワードがありまして。
「琵琶湖一周」を略してビワイチ。同じように島や湖をぐるっと一周回ることを「〇〇イチ」と言います。ビワイチ、アワイチ、カスイチ。
琵琶湖はぐるっと一周で200km、北湖だけなら160kmなので、早朝からぶっ通しで走ればその日中に一周はできるので、いずれやってみたいと検討中。
さて、ロードバイク帰省3日目。
膝の調子は完全に取り戻せたものの、さすがに鈴鹿越えができるかどうか不安もあったので、できるだけ平坦な道を選ぼうと思ったんですが…
そうだ琵琶湖、行こう!
- 一部を除き、基本的に平坦
- Strava先生によると、大津までなら70kmほど
- 湖だしバエるスポットも割とあるはず!
- ラスト、大津で京津線800系と並走したい!
これはもう琵琶湖しかない。
やるっきゃない(死語)
というわけで朝から新幹線で米原まで移動。
早朝のこだまは、グリーン車以外全席自由席。マーヴェラス。
宿営地最寄りの金山から名古屋駅まで移動。
名古屋からはこだまで。静岡始発のこだま。空いてて楽ちん。
さて、米原で降りたら走行開始。
早速湖畔まで移動。まぁ、ホントすぐなんだけど。
道は全体的に車がガンガン飛ばしてて、時々大型のトラック・トレーラーも走るので結構ビビる。
ところで「島は時計回り、湖は反時計回り」が推奨ルートです。なぜなら車に遮られることなく、景色が常に左に見える状態になるため。
しかし今回、ルート的には米原→大津と、推奨ルートとは逆を走ることになるので、こういう写真を撮ろうと思うとわざわざ道路を渡る必要があるので実にめんどくさい。
8時前くらいから走り始めたけど、気温は28度くらいでそこまで高くなく、比較的走りやすいのが嬉しい。
ちょこっと走ってから寄り道。彦根城へ。
天守閣は隠れて見えないので、あまりそれっぽくないけども…
ひこにゃん(ただしハリボテ)とツーショット。
このハリボテ、写真を引き伸ばしてるから絶妙に影もできていて、写真に撮ると意外と本物っぽく見えるw
彦根城をあとにして、再び湖畔の道へ。
滋賀県といえば「飛び出し坊や」。
どんだけ飛び出してくるねん!
走ってると徐々に気温も上がってきて、熱中症予防のために補給の回数を増やして対応。コンビニの場所には少しムラがあって、ないときはぜんぜん見当たらない。
コンビニには割とバイクラックが設置されていて、大変ありがたい。
引き続き湖畔の道を走り続けて、サイクリストの聖地に到着。
これすごいポーズだよね。足上がりすぎじゃない?
ポーズ真似てみようと思いましたが、まったく足が上がりませんでした。
それっぽいけど、全然足が上がってないっていうw
そして再び湖畔の道へ。
「明るい廃墟」で一躍話題になったピエリ守山も、すっかり賑わっている模様。
そしてどんどん進みます。
琵琶湖大橋。ビワイチではこの橋を渡って短縮ルートにする場合もある。
ようやく大津に到着。琵琶湖といえばミシガン!
さて、大津についたので…本日のメインディッシュ!
ちょんまげカメラをセットし、時刻表を調べて、びわこ浜大津駅から発車する電車を交差点で待機。
来た…っ!
上栄町駅手前の専用軌道への侵入を見送って、この日のライドは終了!
気温もだいぶあがっていて、太陽がジリジリと照りつける…日焼け止めが全然効かねぇ…
びわこ浜大津駅から三条京阪まで、京津線で移動。同じ800系だけど、今度は新塗装のやつ!
でも旧塗装のほうが好き…
ちなみにこの京津線800系は、併用軌道(路面電車)→登山電車→地下鉄、と3役こなす変態電車。この路線も劇場路線と言われるくらい、目まぐるしく景色が変わる。
三条京阪からは、京阪特急プレミアムカー。
もう、プレミアムカーしか乗れない身体になってしまった…
三条駅で買い込んだSHIZUYAのパンと、京都麦酒で乾杯。
はぁ、ビールうまい。ビフカツうまい…!
京都麦酒は黄桜酒造の地ビールなんですが、コレ以外にもLucky Catとかもあってそちらもお気に入り。たまに東京でも見かける。
京都大阪間なんて時間もたかがしれているのですぐに着いちゃう。
最寄り駅に着いて、また自転車組立てて実家到着。
琵琶湖、区間も短かったからそのまま京都経由で大阪まで走ってもよかったかな…
走ってみて改めて、ビワイチをやりたいなと強く思いました。
浜名湖で新幹線と遊んできました【ロードバイク帰省2日目】
東海道新幹線には「のぞみ」「ひかり」「こだま」が走っています。
私「のぞみ」が爆走する様を眺めるのは大好きなんですが、乗るのはマジ勘弁、という気持ちです。なぜなら、出張で散々乗っており、仕事を思い出すため。
さて、ロードバイク帰省2日目。
前日の膝の痛みもだいぶマシとはいえ完全ではなく、少し不安が。
前日夜に、ロードバイクの師匠からも「義務で走ると楽しくないから、楽しく走れることを考えたほうがいいよ」とアドバイスをもらい、ちょっと企画変更することに。
今回、THETAを買ったので、走りながらこのカメラでいろいろと遊べたらいいなぁと思っていたのですね。で、このカメラの面白さって写真よりも動画かなと思っているので、走行中のシーンをいろいろと撮りたいと思っていました。
そこで、うってつけの場所として選んだのが浜名湖。
浜名湖で、新幹線・在来線・道路が狭いエリアに密集している箇所があって、湖上を走りながら行き交う列車も撮れたら楽しい動画になるだろうなと思っていたわけです。
ちなみに、カメラはこんなふうに取り付けてます。ちょんまげスタイル。
なので、2日目は一気に浜松まで移動してしまって、浜名湖あたりをうろついて、ランチに鰻食って終了!という流れを組みました。
在来線で、静岡駅から浜松駅まで移動。
静岡ではホームライナーが止まっていた。これで浜松まで連れて行ってよ〜!
浜松で電車を乗り換えて、その先の舞阪まで。
ここから浜名湖へ。
いやぁ、浜名湖とてもよい。天気がよくて、とてもよい。
湖上を走るって、たまりませんね。
新幹線の通過を待って、写真撮ったりしました。
新幹線が爆走していく様が、とてもたまりませんな。
普段、大阪にしても東京にしても、新幹線って割とまったり走ってるところしか見ていないので、こういう大爆走しているシーンってホント新鮮だしかっちょええ。
で、新幹線のすぐそばを通っている道がありまして、そこを新幹線と並走してる360動画を撮りたい!と強く思いまして、タイミングを合わせるべく、3〜4往復くらいしました。アホです。
でね、N700(ラージA)2本が立て続けにすれ違う様を撮っていたはずなのですが、録画に失敗していました。ものっそ悔しい!悔しいです!!!!
そんな感じで並走を楽しみつつ、少し移動。
いやぁ、バエる。めっちゃバエるよ!
このあたりはホントに走ってても景色いいからたまらん。
気持ちよ〜く湖畔を走ってたら、社用iPhoneに着信。仕事の電話対応…!
(まぁ、休みって伝えてなかったもんなぁ…)
こんな調子で浜名湖周辺をうろついてたんですが(と言ってもでかい湖なのでほんの一部をうろついてただけ)、さすがに日差しがきつくなってきたので浜松駅近くの店に鰻を食べに行くことにしました。
事前に食べログで高得点順に店をチェックして行きましたが、どれもこれも定休日!なんとか見つけて入った店も、ラストオーダーギリギリでした。
選んだのは関西風のカリッとジューシーなうな重。関東のふわっとした鰻も好きだけどね。見た目一緒なのに完全に別物。親近感があるってだけで関西風をセレクト。
鰻を食い終わって、浜松駅に到着。新幹線で移動します。
ここでも爆走新幹線を堪能。ふひひ。
というわけで、浜松からは輪行で名古屋まで移動。
こだま自由席!ガラガラ!
名古屋に到着、ホテルにチェックインを済ませてウェアの洗濯をしつつ、お昼の仕事電話の件のメール対応…
一息ついて、腹減ったのでご飯。名古屋めし名古屋めし…と思いつつ、結局たどり着いたのはこちら。
空きっ腹にビールがしみるぜ!コブクロ旨辛!
はぁ、辛い、旨い…!
辛いもの食べたら、甘いものも食べたくなりますよね?
というわけで、赤福のイートイン行こうぜ!って思ったのですが、すでにラストオーダーが終わっていました。3分早ければ間に合ったのに…
悔しいので、駅のKIOSKで赤福買って、ホテルで食べました。
相変わらず、一人で食べるには量が多い…
この日のルートです。
やたらと同じところを行ったり来たりしていますが、これは新幹線との並走を撮るためです。
2日目は、鉄分満たしつつほぼTHETAで遊んでただけっていう。
静岡行こうと思ったけど沼津でバテました【ロードバイク帰省1日目】
ロードバイク帰省企画第1日目。
距離185.97km/獲得高度2,702m
国道1号線での移動を基本としつつ、箱根を回避して熱海を通り、沼津を経由して静岡に至るルートを選択しました。
休憩や信号の時間を考慮して、平均時速を15キロとして計算すると12時間強。夏場の日中時間帯の移動は死の行軍ですので、なるべく早い時間からスタートして日中の運動をさけるべし。というわけで朝4時にスタートしました。
わかってはいたけど、お外が暗い・・・
この日は終日に渡って曇りの予報で、走るには申し分ないんだけど、写真を撮ると重苦しい感じになってしまって辛い・・・
画像は上から順に、戸塚駅付近、国府津駅付近、小田原漁港。
朝方だし曇ってるし、ごちゃごちゃしてるしでどーも写真がイマイチ・・・
このあたりまでは割と平坦な道で、多少のアップダウンはあるものの大したことではなくサクサク進んでおりました。
小田原から先、国道1号線は箱根方面へ向かいますが、今回は箱根をスルーして熱海を通ることにしたので、海沿いの道を進みます。
途中、根府川あたりは海を見渡せてとても眺めが良いのですが、この日は曇天。
なんかイマイチな景色になりました・・・
ガードレールの錆が残念感を創出している・・・
そしてここらあたりから海沿いの道を走るので、せっかくだからとTHETA装備して走り出しました。それがこの動画。
これさ・・・天気がよかったらどれだけ美しい海だっただろうか・・・
もう、天気悪いのが残念で残念で・・・
そして湯河原を通って熱海へ抜けるあたりで1つ目の地獄の一丁目。そうだよね、熱海の周りってぐるっと囲むように山だもんね・・・はぁ。
なんとか熱海に到着。
サンビーチでとりあえず記念撮影。
なんか、せっかくの熱海なのに熱海らしい爽やかさに欠けるな…
とりあえずトイレ&補給のため、近くのセブンイレブンへ。
トイレに入ろうとしたらこれですよ。
いるの?そんなやつ?
気にせず入るとこれ。
気を取り直して再スタート。
ここからは熱海峠を目指します。
熱海銀座商店街を通り、チャラい四代目の和菓子屋の角を曲がって熱海市役所のところから来宮駅に向かって登っていきますが、「9%の勾配が250m続きます」の文字。
角度が!急!
まぁでもこのあたりはまだ足は大丈夫。なんとか走れそう。
そしてどんどん走りすすめ、熱海梅園から山の中に進んでいきますが…なんかこの道、ちょっと勾配きつくない?
- 自重が結構ある
- 必要最低限とはいえ、サドルバッグに荷物あり
という状態ではあるので、ペダルが重いのは確かだけども…全然進まない。
この頃になると、左膝に痛みが出てきていて、踏み込むと痛みが辛い…そんな感じなので、何度も足をついて、勾配がきついところは押して歩いたり…
やってらんねー…と思いながら休憩していたときに、ふと振り返って看板を見ると
「注意!13%の勾配が連続します!スピード注意!」
要は下り坂だからスピード出すなよクソ野郎共、という意味なんですけど、そんな坂を!登っているのか!私は!!!!
ぜぇはぁいいながらなんとか登りきったところで撮った写真がコレ。
曇りの上に、眼下には工事現場。なんだよこのご褒美感のない景色は!!!!
二度と来ねぇよ!!
さて、ここからは下り坂。函南に向かってゆるい下り坂が続きます。
このくらいの勾配の坂が登りだったらよかったのに…
途中のファミマで休憩。痛み止めの湿布を貼り、包帯で固定。
痛みがやっぱりとれず、むしろ強くなってきたので沼津でゴールし、沼津から静岡までは輪行で移動することにしました。
そして沼津港到着。
こんな閑散とした沼津港、見たことねぇよ…
そして「いつもの店」である「にし与」さんへ。
一番人気の「にし与丼」をいただきました。
フライの美味しい店なので、この店に来るといつもフライものを食べていて、逆に海鮮丼って食べたことなかった。ホントはいつものように生中と魚フライでプッハ〜ッ!っていきたかったけど、それやっちゃうともう動けないのよね体力的に。
食べ終わって、沼津駅で自転車をバラし、ここから静岡までは在来線で移動。
スミ丸ゴシックの駅名標、とても良いよね!めっちゃ好き。
というわけで、品川区から沼津港までのStrava記録はこちら。
改めて振り返ってみると、これ絶対箱根(国道1号線)を走ったほうが良かった気がする。体力的にも、モチベーション的にも。
静岡では、駅前のしずバルで晩ごはん。浜松餃子とか食べたけど、うーん、普通!
そんなこんなで初日は終わりました。
あとから振り返ると、まともに走ったの初日だけですね。
30代最後の夏休み企画
7月で39歳になりました。
それはつまり、この夏は、30代最後の夏…!
そんなことをふと思い、何かしらやり切った証が欲しくなりまして。
夏といえば帰省。
そして帰省する度に言われる「あれ?自転車で帰ってきたんじゃないの?」というセリフ。
これや…!
やったろやないかい!
というわけで、今年の帰省は自転車です。
計画と挫折
さて、やると決めたからには計画。
片道概ね500〜600kmの工程となるので、だいたい160〜200km/dayくらいのペースで3日間かけて走るのが定石(だそうです)。
でも中には、「キャノンボールチャレンジ」といって、24時間かけて東京大阪間を走り抜ける人もいます。
頭おかしいよね!私もそう思います!(できない人の負け惜しみとも言う)
ただ、気持ちはとてもわからなくはない…
そして、このキャノンボール絡みのWikiがとても計画の役に立ちました。
で、盆休みの帰省に合わせてスケジュールを組み、宿の予約も済ませていたのですが、仕事の案件のリリースがまさにそのスケジュールと重なり泣く泣くキャンセル。
しかし、諦めがつかず、8月末にリスケして実行することにしました。
基本ルール
冒頭で「やりきった証」といいつつも、無茶はいけません。
蛮勇ほどアホなもんはありまへんえ。
- 無理はしない
(もう、それなりの年齢です。無茶はあかん) - 健康第一。熱中症・ハンガーノック対策を万全に。こまめに補給!
- どうしても無理だったら輪行やむなし。
(でもそうならないように頑張りましょうね?) - お天気には逆らわない
(雨降ったら、止むまでは輪行OK)
1日目:東京〜静岡
東京、というか自宅のある品川区内からスタートします。
距離185.97km/獲得高度2,702m
まずは国道1号線を延々と走り、藤沢あたりで国道134号線へ。
小田原までの平坦な道を走り抜けます。ここまでは走ったことがあるので、なんとなくわかる。
国道1号線は小田原から箱根に向かいますが、今回は体力の消耗を避けるためにも箱根を回避し、熱海から函南経由で沼津に向かいます。沼津からは再び国道1号線。
ちなみにこのルートをStrava先生に見てもらったら高低差はこんな感じ。
箱根を避けるっていっても結局山越えは避けられず、800mくらい登るのが600mくらいで済むってだけです。
コース全体の中間を過ぎたあたりでピークになるので、早朝4時から出発したとして…小田原に10時、山超えて沼津に13時、静岡到着は16時くらいかな…(希望)
よっしゃ!沼津で海鮮丼食ったろ!!
2日目:静岡~名古屋
距離187.41km/獲得高度1,876m
2日目は比較的なだらか。とはいえそれなりにアップダウンはあるのです。
冒頭で飛び出ているところは大崩海岸のところなんですが、ここはStrava先生が意味のわからないルートを提示してきて修正不可能なため。Stravaはたまにそういうのあるよね。獲得高度にも加算されちゃってるので実際にはもっと少ないはず。
2日目のご飯は浜松でうな丼かな~!
浜名湖とかインスタ映えしそう。新幹線と撮りたい♡
3日目:名古屋~大阪
この工程は2ルートあって、まだ悩んでいるところ…
ルート1:加太越え~国道163号線
距離:155.32km/獲得高度:1,793m
ルート2:鈴鹿越え~国道1号線
距離:182.29km/獲得高度:1,776m
獲得高度がほぼ同じで、距離が30km近く短縮できるなら加太越えのほうがいいのでは?何を迷う必要があるのか?というご意見もあるかと思いますが…心配しているのは補給の問題。亀山~木津までの区間で、カジュアルに立ち寄れるコンビニがどの程度有るかがちょっと心配…
それよりも悩ましいのが道中のネタ。
1号線ルートであれば、大津・京都のあたりはネタが豊富。特に浜大津あたりで京阪電車(道行く京津線800系とか!)を撮ったり、66.7‰の勾配を体感したり、八幡の背割れとか、面白いところは多い。それこそ最後は淀川を走って遠くに見える大阪の町並み…でゴールとか、絵になりそう。
一方、国道24・163号線ルートだと、月ヶ瀬口あたりまではほぼ山間の田舎道、そこから先は木津川の渓谷を眺めながら走れるけども…あとはネタに乏しい…
それでもね、30kmくらい短縮できるの。時間にすると概ね2時間弱。この短縮効果は割とデカい…体力削られてる3日目だと特に…
なお、どちらのルートも何かしらの鉄道路線に沿って走るので、最悪輪行に逃げることは可能。
ギリギリまで悩むか…
というわけで、宿はもう押さえてしまったのでこのルートで走り切ります。
(何かあれば輪行しますw)
決行予定
8/28(火)早朝からスタートします。
大阪には8/30(木)夕刻に到着予定です。
連日、早朝4時ごろ~夕方16時ごろまで走る予定。
さて、準備しなくちゃ。
富士ヒルクライムでDNSしてきました
DNSとは
インターネット業界人にとってはDomain Name Serverの略称だし、筋トレ勢にとってはDome社のスポーツサプリメントブランドですよね。
今回はそのどちらでもなく”Did Not Start”つまり「棄権」。
「あいつ、走らなかったよ」つまりチキン野郎、って意味です。わかりやすい。
ちなみに途中でリタイアした場合はDNFです。”Did Not Finish”「あいつ、ゴールしなかったよ」ということ。これもわかりやすい。
DNSなので、走ってすらないっていう。
こうなった経緯をご報告申し上げます。
Mt.富士ヒルクライムについて
名前のとおり、富士山を自転車で登ります。
コースはこんな感じ。
距離25km、獲得高度1,300mです。
ほら、ずっと登ってるよね!そりゃそうだよね!
「富士山を自転車で登ってきます」っていうと「すごいところを走るんですね!」とドン引き気味に言われますが、走ったらわかるけどひたすらゆるめの坂が延々続く感じだし、道もきれいに整備されているので実際には割と走りやすい。
ただ、ずっと坂道なのでしんどいのはしんどい。
あまりにも坂が続くので、勾配が変わって緩やかになったのを「下り坂だ!やった!」って錯覚するほど。
ゴール時間に応じてランクがあるので、タイム競う猛者が多いんですが、私はどっちかっていうと完走を目指すタイプ。時間競うとかむりむり・・・
トップ選手だと1時間切るんですけど、それ坂道で平均25km/h出てるってことよね・・・怯える・・・
この大会、富士山で行われるということもあって人気のイベントで、実力を問わず全国各地・海外からも集まるほどです。1万人くらい参加します。
私はというと今年で3回目の参加。
職場の仲間と一緒に参加しています。仲間って言うと同僚っぽいけど、実際には役職がずっと上の人たちです。本部長的な人とか役員的な人とか。
なので、たまに宿泊地が野戦司令室になることがあります。
会場までの道のり
大会前日は受付です。
受付会場は富士北麓公園。文字通り富士山の麓。
ここまでどうやっていくかというと…こんな感じ。
- クルマに乗せてくる
- 電車を使って輪行
- 自走(地味に多い)
私はというと、鉄ちゃんなので輪行一択ですよね。
新宿から大月までは、特急あずさ。写真はかいじだけど。あずさってあずきと見間違えるよね。特急あずき。
大月から富士山までは、富士急の「快速 富士登山電車」に乗る。はしゃいでますね。後輩に撮らせました。
そして、奥多摩落車事件の傷も癒えておらず、大変痛々しい。
途中の上吉田で降りてブルートレイン激写。
さすがに客室内には入れず。
富士・はやぶさだったから14系なのかな?
富士単独編成の時は24系じゃなかったっけ?
そうこうしてるうちに富士山駅到着。結局、富士山はほとんど見えず…
普段ならこの先に富士山が見えるんですけどね。
ここから宿へは自転車を組み立てて自走。
組み立てようとしたら後輪がパンクしてるし…汗だくになりながらチューブ交換。
坂道をえっちらおっちら登って、宿に到着。
なんとステキなコンドミニアム!しかも軒先にはBBQスペース!
もう走らずにBBQやって酒飲もうよ〜!
受付という名のショッピング
まずはお昼ご飯。宿の近くには飲食店も多く、富士吉田は「吉田のうどん」が有名で、人気のうどん店を訪れてみると、うどんの玉切れで営業終了。
仕方なく、ちかくにあった蕎麦屋へ。個性的な蕎麦屋さん。店主がしゃべるしゃべる・・・ジャニーズの長瀬くんが15歳の頃にあったことがあるけど今では想像できないくらい可愛かったとか、マッチと一緒に撮った写真があるとか、謎の店主。
お蕎麦は普通に美味しかったです。
腹ごなしも終わり、坂を登って受付会場へ到着。
富士ヒルは大会の参加者だけでも1万人近くになるビッグイベントなので、自転車関連産業がこぞってブース出店してます。限定セールをやってるので、参加者じゃなくてもこれを狙って来てる人も多い予感。
大会直前にサプリメントを求める人、下山用装備を忘れた人、雨予報なのにレインウェア忘れた人も、メーカーやショップのブースがあるから安心だね!
私はというと…
・交換したチューブのスペア補充(街中のショップで買ったほうがずっと安いのに…)
・CO2ボンベ(汗だくで空気入れるの辛い…これ使えば空気入れは一瞬)
・給水ボトル(みんな買ってて、つられてつい…)
を買いました。あと、こないだ落車で破れたウェアも買い直そうかと思ったけど、それはまた今度にする…
そうそう、ウェアといえばR○phaは人だかりができてて異彩を放ってましたが、あそこのウェアはキレイだけどちょっとね…
なんか、お金持ちのオッサンが若さアピールで無理して着てる印象が強くて、好きになれないの…
デザインはとても好きなんだけどね。カッコいい・かわいいデザイン。なのに着てる本人は腹出てボテッとした感じだったりして、そういう、ものはいいのに客層が微妙で敬遠しちゃうのって、あるよね。
「Ra○ha着てます」ってのが一つのステータスみたいな感じになってるんだけど、それがものすごくうざったくてもう。
そんな理由で、手を出してないんだけど、実はものすごくほしい。
(でもたぶん買わないだろうな〜。やっぱ客層の理由で)
各メーカーとも、販促品配ってたりします。
たいてい「SNSでハッシュタグ付きで投稿してくれたら差し上げます!」ってパターンだったり。今回はCATEYEでタオルマフラーもらいました。
これ以外には、Panarasorもチューブ買ったらステッカーもらったけど、使い所がわからない件。
こういう記念ボードが出ているんですが、参加者の名前でできています。個人情報の塊だね!
せっかくなのでみんなで記念撮影とかしました。
降る降る詐欺
今回、天気予報では大会当日、雨の予報。
とはいえ、登って降りるのってほぼAMで終わるので、降りはじめる時間が遅いなら登っちゃえって勢いでしたが…
んー、10時ごろから雨?なんとも微妙なタイミング…
これだと、五合目までは降られずに済むけど、下山で雨にやられる。
雨の中、下り坂…恐ろしいのでそれは避けたい。
かといって欠場もなぁ、せっかくここまで来たし…
そんなことをいいながらサイゼリヤで晩ごはん。富士山まで来て、サイゼリヤ。いいけどさ、好きだから。
「とりあえず、明日朝5時くらいに起きて、天気見ながら判断するか〜」とのことで、とりあえずちょっと飲みてえな酒買ってくるかコンビニ行こうぜ、という話になりまして。
さすがえらい人。胆っ玉が座っている。
そして「俺Switch持ってきてるんだけど。宿のテレビめっちゃでかいから、HDMIケーブル買ってみんなでやろうか」というわけで家電量販店を探し出す先輩。
もう、何をしに来たんだか。
というわけで、ドン・キホーテにきました。富士山に来てドン・キホーテ。
この大人たちはもうダメだ。
ということで、21時から登頂判定会議を実施。
天候をみながら、明日出走するかどうかを決定する会議です。
あれ?明日朝5時に判断するんじゃなかったの?
「だってさ〜、みんな朝5時って連絡つかないだろ?」
いや、明日は流石にみんな起きるよ?
そして宿の部屋に到着。
えっと、ワイン3本がテーブルに並んでいますね。どういう会議でしょうか。
まぁ、案の定ですけど、「やばそう」「下りが怖い」「雨降るなら朝から降れよな」という意見が飛び交っていて、結局「やめとくか」っていう意見に集約されたわけです。
翌朝。
ん~、曇ってはいるけど、降ってはいない。
……これ、行けるんじゃね?
でもなぁ、やっぱり10時から雨の予報は変わらずだしなぁ…
うん、初志貫徹☆ 欠場しまーっす!
さて、欠場するとなると、受付で配布された計測チップを返却しにいかねばなりません。(紛失すると5,000円請求される)
したがって、とりあえず会場までは行かねばならないのですが、出走者全員がスタートし終えてから行かないと邪魔になってしまうので、時間をおいてから向かいました。
そして会場付近の模様がこちら。
あはははは!これは!無理だね!
ちなみに2016年の同じ場所の模様です。
というわけで早々と引き上げ、荷物を持って駅に向かいました。
駅で吉田のうどんをいただく。朝一番のお客さんだから、ちく天サービスしてもらった。
ものっそ太くて固いうどんだけど、これはこれでなんか好き。
帰りは鈍行。急遽帰ることにしたので予約してなかったし。高尾までの直通列車。
数年前まで東海道線を走っていた211系です。今は中央本線(立川・高尾から先)を走ってます。
こいつは途中の大月で前に3両を増結。先頭車両に乗っていたので、バッチリ増結シーンも取れました。富士急から連絡線を経由して中央本線のホームへ。
高尾からは中央特快。
始発だから楽勝だよね、と余裕ぶっこいていたら荷物を忘れて下車してしまい、忘れ物保管所のお世話になるという、「おまえは富士山に何をしに行ったのか」と言わざるをえない富士ヒルDNSでした。
ところで。
ガチチャリダーの先輩はこの濃霧の中、五合目まで完走。
あとで聞いたら、五合目は降っていなかったそうですが、下山時に本降りになり、ブレーキ操作も危うくなるレベルだったそうで…
そう考えると、怪我からの回復も不完全な状態だったし、棄権して正解だったなぁと改めて思いました。走ってたら下山でどうなってたかホントわかりません。